主な選択漏れ選手（敬称略）

　高校生　田中優貴投手（丹生）、葛西侑也投手（大垣日大）、浜田一輝投手（箕面東）、
　　　　　　水原浩登投手（関西）
　大学生　東明大貴投手（桐蔭横浜大）、小林誠司捕手（同志社大）山本翔投手（大教大）、
　　　　　　岡崎啓介内野手（立教大）、後藤翔太外野手（京都学園大）
　社会人　中林伸暢投手（ＪＦＥ東日本）、大城基志投手（JX-ENEOS）、祖父江大輔投手
　　　　　　（ﾄﾖﾀ）、井藤孝平投手（日本新薬）、岡沢一生内野手（東京ガス）

ドラフト関連情報

赤字：外れ　青字：確定　黒字：競合中　

2009ドラフト結果

2008ドラフト結果

2007大学・社会人ドラフト結果

カープ指名選手（敬称略）

　１位指名　

野村祐輔　岡山県出身　広陵高校　明治大学　投手

　１年秋のリーグ戦では六大学史上５人目の防御率0.00を達成。
　四角に投げ分けるコントロールの良さには定評がある。
　甲子園の優勝決定戦に於いて逆転満塁ＨＲを打たれたことが
　１球を大事にする性格形成に繋がった。
　明大監督の話では入部時にただ一人体を造って参加したとのこと。
　その意識付けは大きい。
　プロ向きに出来あがった性格。
　今秋はリーグ戦優勝。大学通算30勝12敗　358奪三振　防御率1.92
　リリーフに回ると極端に成績が悪いが「いつ出番が来るのか判らない
　ときは調整が難しい」とのこと。
　本来は左利きだが祖父が「左投げだと守るポジションが限られる」
　と右投げ用のグラブを与えたことから右投手に育った。
　体力テストは殆どトップで走力も有り、無駄な練習をしないなど
　前田健太に似たところがある。そして２年生の秋にエキシビジョン
　マッチで前田健太の140kmの速球を見て「神宮では見たことが無い。
　バットに当たらない140kmだ。」と衝撃を受けたとの事。
　今年の福井や斎藤の活躍ぶりをみれば、野村クンや大野クンが余計な
　アドバイスをしない限り、ローテーション入りして１０勝も優に
　狙える投手である。
　（そうか、カープは得点力とあの采配なので１０勝は言い過ぎ）
　177cm　77kg　max149km　右投右打


　２位　

菊池涼介　東京都出身　武蔵工大二高　中京学院大　内野手

　小柄だがパワフルなプレーとのこと。遊撃を守りスローイングが良い
　パンチ力はそこそこにあり、梵に似たタイプか。
　喘息の持病から長野の高校、岐阜の大学と進んだが、綺麗な空気の
　お陰でピタッと治まったようだ。
　09年春に岐阜学生リーグで三冠王。11年日米大学野球の候補となるも
　選ばれなかったがその合宿に於いて守備力がプロの目に止まった。
　俊足で強肩。大学通算１０本塁打。
　昨年の池ノ内に続いての中京学院大からの指名。
　171cm　70kg 右投右打


　３位　

戸田隆矢　兵庫県出身　樟南高　投手

　１年秋からエース。ソフトバンク一位指名の武田投手と投げ合った
　ときは９回を投げ０−０。
　九州を代表するサウスポーでスリークォーター。
　２年春の宮崎商戦では16奪三振を記録したように奪三振率はかなり
　高い。スライダーとカーブが良いがコントロールはアバウト。
　樟南高は上野の後輩。
　181cm　67kg max145km　左投左打


　４位　

土生翔平　広島県出身　広陵高校　早稲田大学　外野手

　阪神の金本２世候補は今年初めまでは慶應の伊藤隼太ではなく、
　この土生翔平だった。しかし４年春の打率.188で人気急降下。
　今秋も最後の早慶戦を残し、打率.194と低迷している。
　それでも大学通算打率.299（早慶戦を残す）ＨＲ４本
　統一球の傾向である「右投左打は飛ばない」と云うデータや大学での
　実績からＨＲバッターではない。
　去年までの打撃力復活に期待。
　180cm　76kg　50m6.3秒　右投左打


　育成１位　

富永一　鳴門高　アークバリアドリーム　独立Ｌ徳島
　　　　　 投手　1989年6月生

　社会人野球から独立リーグインディゴソックスへ移り１年目。
　（インディゴの監督は元カープの斉藤浩行氏）
　クローザーとして活躍するが、阪神との交流戦では先発し、３回を
　３失点打ち込まれた。
　奪三振率はかなり高い。今季は１８セーブでセーブ王となっている。
　去年は弦本投手がカープの７位指名となった。
　179cm　80kg　max147km　右投右打


　育成２位　

中村真崇　東筑高　立命大　JR東海　独立Ｌ福岡→香川
　　　　　　　内野手・外野手　1983年11月生

　独立リーグ香川オリーブガイナーズでは一塁、三塁、外野を守る
　（監督は元カープの西田真二氏）
　右の長距離砲。09年には打率.361で首位打者獲得。
　今季は５９試合218打数、打率.303、１０ＨＲ、47打点、27三振、四球30
　と極端に三振の少ない打者。
　09,10と四国アイランドリーグの一塁手部門でベストナイン
　高校時代からプロに注目されていたものの指名は無し。
　野手は素質が有っても、投手に人気が集まる為に指名されない選手は多いので、
　もしかすると凄い掘り出し物かも。
　これ↓が中村選手のブログのようです。
　http://kognakamura33.ashita-sanuki.jp/
　ＪＲ東海では「此処はプロを目指す場所ではない」と言われチーム
　プレーを徹底させられた為、退社して独立リーグへ移ったとのこと。
　最後の可能性をカープに認められ夢を賭ける。
　立命館大では赤松の１年下。共に４年生時は主将。
　183cm　87kg　右投右打


　育成３位

塚田晃平　東京都出身　早稲田実業高　早稲田大　投手

　カープは早稲田との人脈構築に尽力しているようです。
　大学時代は５試合５回2/3を投げ自責点６奪三振６、防御率9.53
　甲子園でも３試合で３イニングス投げ自責点１（斎藤佑樹の控え）
　どうしてこの選手が　と思える成績ですが阪神のスカウトは、
　「潜在能力が高い」と言っています。
　阪神が「良い選手だ」と言うとカープはざわめく傾向があります。
　本当に良い選手だとありがたいのですが。
　（阪神は一足先に選択終了している）
　192cm　87kg　max144km　右投右打


　育成４位

三家和真　和歌山県出身　市立和歌山高校　外野手　

　走攻守揃った選手で中学時代は投手、高１は遊撃手、現在はセンター
　中学時代は投手。
　チームの３番を打ち、そこそこ長打力はありそう。
　「いい欲を持っているんです。聞く耳を持っている。耳の痛いことも素直に聞いて、
　一生懸命やる。その『聞いているときの顔』が、またいい。」と宮本スカウト
　178cm　68kg　50m6.0秒　右投両打


カープの指名が噂されていた選手達

西武１位　十亀剣　愛知県出身　愛工大名電高校　日本大学　ＪＲ東日本　投手

　高校時代は甲子園出場もリリーフ登板。日大（篠田の２年下）
　４年時はエース。社会人時代はリリーフで使われていたが
　変化球の精度が高まったことから都市対抗ではエースとして活躍。
　ノーワインドアップから横手で常時140km台の速球を繰り出すが
　これまでリリーフに回っていたのは制球力に課題があるため。
　183cm　82kg　max149km　右投右打


読売外１位　松本竜也　香川県出身　英明高校　投手

　小中高と完全試合の経験あり。目標は１試合２７奪三振。
　長身から投げおろす速球と縦の変化球が武器。守備も上手。
　コントロールに難があったが走り込むことで克服。球持ちも良い。
　夏の甲子園で一気に評価を挙げ、苑田スカウトは「１位で消える。
　伸び代はこの子が一番」と予想。
　ノーワインドアップのスリークォーターで常時130後半〜140km前半
　193cm　78km　max146km　左投左打


ヤクルト外１位　川上竜平　沖縄県出身（大阪府生まれ）　光星学院高校　外野手

　投手としても140km台前半の速球。
　夏の甲子園の３発で打者としてもアピール。肩、脚共にカープ好みの
　選手。
　中学時代は打球が外野の頭を超えなかったとのこと。
　ウェートトレーニングと食トレで体重を増やし、飛距離もアップした
　ドアスイングを嫌うスカウトもおり、またチャンスで打てないとも。
　高校通算２４発。
　181cm　80kg　50m6.2秒　右投右打


横浜２位　北方悠誠　佐賀県出身　唐津商業高校　投手

　球速も153kmと超人並みだが早めに開く為、結構合わされている。
　むしろ決め球は甲子園最速146kmの小さく鋭く曲がるカットボール。
　高校球児には打てない。
　これがプロでも通用するかどうかがポイント。また時々重い球を
　投げるそうで、この球をコンスタントに投げられるようになるか
　どうかがプロで成功する鍵。死球の後も平気で内角を突けるとの事。
　まだフォームが固まっておらずコントロールもアバウトの素材型。
　中学まではショート。投手に専念したのは高校からで伸び代十分。
　180cm　80kg　max153km　右投右打


ｵﾘｯｸｽ２位　縞田拓弥　福岡県出身　東福岡高校　日大　ＪＲ東日本　内野手

　好守の遊撃手との評判。
　大学通算打率.200　社会人公式戦.318。
　東京都企業秋季大会では.583で首位打者。
　果たして木村昇吾のように化けたのでしょうか。
　178cm　76kg　50m6.2秒　右投右打


ｿﾌﾄﾊﾞﾝｸ２位　吉本祥二　東京都出身　足立学園高校　投手

　球持ちの良さが評価されている。
　野球の強豪校とは言えない進学校足立学園を選んだのは上下関係が
　ギスギスしていないと云う理由。
　ただそのデメリットか、インタビューを読むと精神的な幼さを感じる
　また、夏場に弱い体力と云う弱点も今は持つ。
　苑田スカウトの言う「素材はトップクラス」は間違いないところだが
　「育成球団」広島が何処まで素材を開花させることが出来るだろうか
　186cm　75kg　max149km　右投右打


阪神４位　伊藤和雄　埼玉県出身　坂戸西高校 東京国際大　投手

　坂戸西で投手に転向。大学では１年春から投げる。
　４年春は新大学リーグで優勝し、神宮大会の準決勝に駒を進めた。
　監督は古葉竹織。
　球持ちが良いとの評判。ヤクルトの外れ１位との噂もあった。
　184cm　82kg　max150km　右投右打


ｿﾌﾄﾊﾞﾝｸ４位　白根尚貴　島根県出身　開星高校　内野手

　甲子園の優勝投手吉永健太郎の落ちるシュートを狙い撃ちしたことが
　評価を上げているが、一発もある大型打者。
　体重を乗せたピッチングを評価する声もある。ストレートのスピード
　はmax149kmで平均速度も速い。また変化球のコントロールも良く
　三振率は高い。本人は「投手でも打者でも言われるままに」とのこと
　「いろんなポジションを守れるように」との父の方針で左利きながら
　右投右打に変えた。握力は今でも右58kgに対し、左70kg。
　内野の守備は三塁で捕球には自信があるとのこと。高校通算４０発。
　186cm　98kg　50m6.8秒　右投右打

2011年プロ野球新人選択会議

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2010ドラフト結果